執筆・写真:道具の実感 運営者。以下は2026年9月14日までの使用記録です。公開日は2026年9月15日です。
自分で購入した象印「炎舞炊き NX-AA10-WZ(白)」を、2025年11月23日から家庭で使っている感想です。写真はすべて自宅の実物を撮影しています。

「高い炊飯器を買って、味が変わらなかったらどうしよう」。買う前に一番心配していたのは、このことでした。
実際に買い替えてみて、私も家族も、ご飯がおいしくなったと感じています。特に気に入っているのは、炊きたてだけでなく、冷めたご飯や、冷凍して温め直したご飯もおいしく食べられることです。
わが家は4人家族。普段は5合をまとめて炊き、余った分を冷凍しています。機能を一通り使いこなしているわけではなく、炊き方はほぼ「熟成」です。それでも、毎日食べるご飯に満足できているので、本体に払った約9万円に納得しています。
一方で、設置したときは想像より大きく感じました。たくさん冷凍ストックを作りたいわが家には、一度に炊ける量がもう少し欲しいとも思います。タッチ操作や、急いで炊いたときの食感にも、好みが分かれそうなところがありました。
この記事では、普段の食事で気に入った点と、買う前に確認しておきたい注意点を、実際の使い方に沿って紹介します。
先に結論:私が満足したのは、炊き分けの数より「いつものご飯」
| 見るところ | 私が使って感じたこと |
|---|---|
| ご飯の味 | 甘みを強く感じ、特に冷めたときのおいしさが印象に残っている |
| 冷凍後 | 普段の熟成モードで炊いたご飯を冷凍し、温め直してもおいしいと感じる |
| 手入れ | 以前の炊飯器より楽。内ぶたの取り外しは簡単だが、内釜は少し重い |
| 気になるところ | 本体の大きさ、まとめ炊きの量、タッチ操作。短時間メニューの食感は普段の熟成のほうが好み |
| もう一度買うか | 同じくらいの金額でも買いたい。ご飯は毎日食べるから |
味の評価は、わが家のお米・水加減・好みによるものです。以下では、その条件も含めて詳しくお伝えします。
1.約8年使った炊飯器から、予算を上げて買い替えた
前に使っていたのは、象印のNP-BF10-NZです。2017年7月から2025年11月まで使っていました。
内釜のフッ素コートが剥がれてきて「そろそろ買い替えたい」と思っていたとき、SNSでインフルエンサーが紹介していた炎舞炊きを見かけました。その投稿がとても魅力的で、この機種を選ぶきっかけになりました。
最初に考えていた予算は、5万円くらいです。購入したNX-AA10-WZの本体価格は92,274円だったので、予定よりかなり高い買い物でした。故障が不安だったため、別料金の延長保証も付けています。
ほかの候補を何台も使い比べて選んだわけではありません。だからこそ、届くまでは「これだけ払って、味の違いが分からなかったら」と心配でした。
でも、初めて炊いたときは、私自身が「おいしい」と感じました。家族からも「ご飯がおいしくなった」と言われ、妻が「買ってよかったね」と言ってくれたときは、買い替えてよかったと思いました。
自分だけでなく、同じご飯を食べる家族も喜んでくれたこと。高い買い物でしたが、それが今の満足感につながっています。
2.4人家族で5合をまとめ炊き。普段の使い方
ご飯を炊くのは主に私です。米を用意するところから炊飯、片付けまで行い、手入れは妻と分担することもあります。
| 使用条件 | わが家の場合 |
|---|---|
| 使い始めた日 | 2025年11月23日。途中で使わなかった期間はなし |
| 家族の人数 | 4人 |
| 炊く頻度 | 2〜3日に1回 |
| 普段の量 | 5合。実際に炊いたことがあるのは1〜5合 |
| お米 | ゆめぴりか、コシヒカリ。価格によって白米・無洗米を選ぶ |
| 水 | 最近はほぼ水道水 |
| 水加減・好み | 水は少し多め。私は柔らかめが好み |
| 主な炊き方 | ほぼ熟成モード。予約炊飯が約8割 |
| 余ったご飯 | 小分けにして冷凍 |
家族は私より硬めのご飯が好みですが、わが家では少し柔らかめに炊いています。食感に関する感想を読む際は、この好みの違いも参考にしてください。
細かな「かたさ」「粘り」の設定は使っていません。水加減によって硬さは変わるため、「この炊飯器なら、いつも必ず同じ食感になる」という使い方でもありません。
3.買い替えて感じたのは、甘みと、冷めたときのおいしさ
炊きたてもおいしい。でも、味を細かく言い分けられるわけではない
今のご飯は、私には甘みが強く感じられます。香りや口の中でのほぐれ方の違いまでは、うまく言葉で説明できません。初めて食べたときも、細かく分析したというより「何がどう違うかは分からないけれど、おいしい」という率直な感想でした。
その一方で、買い替えたときの違いは印象に残っています。前日の食事では古い炊飯器で炊いたご飯を食べ、翌日に新しい炊飯器のご飯を食べて、「おいしくなった」と感じました。
買い替えに合わせて、お米や水を変えたわけではありません。ただし、同じ日に条件をそろえて食べ比べた結果ではなく、前日の味の記憶との比較です。前の炊飯器はすでに処分しているため、今あらためて並べて比べることはできません。

私は、冷めたご飯で良さを感じた
買い替えて特に印象に残ったのは、冷めたときです。私の感覚では、前の炊飯器との違いを、冷めたご飯でよく感じました。お弁当などで食べるときにも、おいしいと思っています。
炊きたてがおいしいこともうれしいのですが、わが家では一度に炊いた分を、その食事だけで全部食べるわけではありません。炊きたて以外のご飯にも満足できることは、まとめ炊きをする私にとって大きな利点でした。

使い始めのころは、ご飯を食べるたびに買い替えた違いを感じていました。今では、その味がわが家の「普通」になっています。毎回大げさに驚くわけではありませんが、今のご飯が好みに合わないと思ったことは、今のところありません。
冷凍して温め直したご飯にも満足している
冷凍ご飯はかなり活用しています。普段は電子レンジ対応の100円ショップの容器に1食分150gずつ入れ、ラップも併用して保存し、1週間以内に食べています。わが家での加熱は600W・2分半が普段の目安です。
これはわが家の容器や電子レンジでの使用記録であり、どの環境にも共通する保存期限や加熱時間ではありません。実際には容器・ラップの表示に従い、ご飯の量や温まり方に合わせて調整してください。
温め直したご飯も、私はおいしく食べられています。ただし、使っているのは熟成モードで炊いたご飯です。NX-AA10に搭載されている「冷凍ごはん」メニューは使っていないため、その専用メニューの効果を評価したものではありません。専用メニューの存在はメーカー情報で確認できます。[1]
4.機能はほぼ「熟成」。予約して帰宅に合わせる
細かな炊き分け機能は、正直なところ、あまり使っていません。「わが家炊き」「炊き分けセレクト」「冷凍ごはん」は未使用です。
使わない理由は、機能の違いをよく分かっていないことと、いつもの熟成モードで安心して炊けていること。いろいろ試すより、普段気に入っている炊き方を続けています。

予約は約8割の炊飯で使います。冷凍ご飯がそろそろなくなりそうになったら、仕事から戻るころに炊き上がるように設定しています。設定自体は簡単で、炊飯に時間がかかることも、私の生活ではあまり困りません。
ただ、帰宅が予定より遅くなると、炊き上がってすぐにご飯をほぐせないことがあります。便利な予約機能でも、必ず予定どおりに帰れるわけではないという生活上の難しさはあります。
なお、タイマー待機中の予約は「保温/とりけし」キーで取り消せます。炊飯開始後の中止とは別の話なので、操作は取扱説明書で確認してください。[2・29ページ]
急ぐ日は助かった。でも、食感は普段の熟成が好み
妻が短時間で炊くメニューを使ったことは、3〜4回ほどあります。普通に炊いたらお弁当に間に合わない、という場面で、早く炊き上がって助かったそうです。
一方で、そのときのご飯は、私には普段の熟成モードより味が落ちたように感じられました。芯が残っているように感じたこともあり、普段から積極的に選びたい炊き方にはなっていません。
各回の炊飯量や水加減、特急・急速のどちらを使ったかを記録していないため、原因を特定したり、両方のメニューをひとくくりに評価したりはできません。メーカーも、特急と急速を別のメニューとして案内しています。[1]
急ぐときの助けにはなります。ただ、私がおいしさに満足して使い続けているのは、ほぼ熟成モードです。
保温は短め。長時間保温の評価はしていない
保温は使うこともありますが、普段は1時間くらい、長くても3時間ほどです。私には炊きたてと違う感じがあるので、長時間の保温より、小分けにして冷凍する使い方が中心です。
この使用経験から、長時間保温したときの味まで良い・悪いと評価することはできません。
5.手入れは前より楽。内ぶたは外しやすく、内釜は少し重い
以前の炊飯器には、取り外して手入れする部品がありました。NX-AA10で普段取り外して洗っているのは内釜と内ぶたで、私は前より楽だと感じています。
内ぶたの取り外し・取り付けは簡単です。内釜も洗いやすいのですが、手に持って洗うと少し重いと思います。わが家には食洗機がないので、どちらも手洗いです。
メーカーも、日常的に外して洗う主要な部品として内釜と内ぶたを案内しています。内ぶたは食洗機対応ですが、本体の拭き掃除まで不要になるわけではありません。[3]

洗う2点のほかに、本体側の拭き掃除も必要
炊飯後、本体のふちなどに白い汁が付くことがあります。私はこれまでティッシュで吸い取ることがありましたが、その方法だけを正しいお手入れとしておすすめすることはできません。
お手入れは電源プラグを抜き、本体と内釜が冷めてから行うのがメーカーの案内です。本体側のふた内側やつゆ受けなどは、固く絞った柔らかい布で汚れを拭き取る手順となっています。内釜は食洗機に入れず、部品ごとの手入れ方法に従ってください。[2・32〜35ページ]

「洗う部品が少なくて前より楽」というのは私の実感ですが、「2点だけ洗えばほかは何もしなくていい」という意味ではありません。実際のお手入れ時間は測っていないため、何分で終わるかまでは明言できません。
6.買う前に知っておきたい、大きさ・量・操作のこと
置いたとき、思ったより大きかった
買う前に知っておきたかった点を挙げるなら、本体の大きさです。キッチンに置いたときは「結構大きいな」と感じました。
私の使っている場所では、ふたを開ける、ご飯をよそう、内釜を取り出す操作自体には困っていません。本体を普段動かすこともありませんが、持つと重く感じます。
メーカー公称のNX-AA10の寸法は約幅26×奥行33×高さ24cm、ふたを開いたときの高さは約47.5cm、本体質量は約8kgです。[4]
本体が置けることと、安全に炊飯できることは別です。 私の写真は使用環境の記録であり、安全な設置の見本ではありません。壁や上の棚、隣の家電に蒸気が当たらないかを、説明書に沿って確認してください。定格15A以上のコンセントを単独で使う指定もあります。[2・3〜5ページ]
4人分と冷凍ストックをまとめて作る私には、量が少なく感じる
わが家では普段5合を炊きます。4人分の食事に加えて冷凍ストックもたくさん作りたいので、「もう少し一度に炊けるといいのに」と感じることがあります。
ここは、家族の人数だけで決めないほうがよいと感じた点です。同じ4人家族でも、その食事で食べ切るのか、何食分も冷凍保存したいのかで、必要な容量は変わります。
仕様上、NX-AA10は白米0.5〜5.5合炊きで、白米・無洗米の熟成メニューも上限5.5合です。製品が5合までしか炊けないわけではありません。 私が実際に使った最大量が5合であり、5.5合での炊き上がりや扱いやすさは未確認です。[4] [2・18ページ]
まとめ炊きが目的なら、「普段の1回分+何食分を残したいか」まで考えてから容量を選ぶのがよさそうです。
画面は見やすいが、設定操作はボタンのほうが好み
文字や設定画面は見やすいです。ただ、タッチ操作ではたまに押し間違えることがあり、私としては、設定も押しごたえのある物理ボタンで選べるほうが好みでした。
炊飯中の音は、離れた部屋にいても聞こえます。お知らせ音は気になりません。白い本体の汚れや指紋も、今のところ大きく気になっていません。
不具合はないが、内釜には細かな傷がある
今のところ、故障や修理の経験はありません。本体の外側に傷は見当たりませんが、内釜には細かな傷が付いています。
普段はスポンジで洗い、内釜で軽く米をといでいます。どの動作で傷が付いたのかまでは分かりません。「軽く扱っていても傷がない状態が続く」とは言えない、という使用記録です。
内釜での洗米自体はメーカーが認めている使い方です。ただし、傷の原因や保証対象になるかどうかは、この記録だけでは判断できません。[3]
7.約9万円に納得した理由は、ご飯を毎日食べるから
本体の92,274円は、気軽に払える金額ではありませんでした。それでも今、「もっと安い炊飯器でよかった」とは思いません。同じくらいの金額でも、もう一度買いたいと思っています。
理由は、ご飯を毎日食べるからです。
すべての炊飯器を食べ比べたわけではないので、「これが全製品の中で一番おいしい」と断定することはできません。でも、毎日のご飯のために、自分が納得できる一台を選んだという満足感があります。
多彩な機能を全部使っているわけではなく、ほぼ熟成モード。使い始めの感動も、今では日常になりました。それでも、家族がおいしいと言ってくれたこと、冷めたご飯や温め直したご飯を自分もおいしく食べられていることが、買ってよかったと思う理由です。
私と近い使い方なら、候補に入れてほしい
普段のご飯のおいしさを重視して、炊きたて以外にも、お弁当や冷凍ご飯を食べる機会が多い。価格よりも、日々の食事で自分が納得できるかを大切にしたい。そういう使い方なら、私の経験は参考になると思います。
反対に、予算を抑えることが最優先の方や、ほとんど毎回急いで炊く方、一度にたくさんの冷凍ストックを作りたい方は、価格・炊き方・容量を事前によく見直したほうがよいでしょう。
味の好みは人それぞれですが、わが家では、毎日のご飯のために、炊飯器の買い替えにお金をかけてよかったと感じています。
購入前は、型番・容量・設置場所・保証を確認
ここでレビューしたのは、白いNX-AA10-WZです。メーカー公式ページでは、2026年9月14日の確認時点でNX-AA型は在庫限定品として案内されています。別の型番や容量のモデルを、同じ実体験として紹介しているわけではありません。[5]
購入するなら、5.5合炊きで足りるか、ふたを開ける空間と蒸気への配慮ができるかを確認したうえで、同じ型番の販売条件を見てください。販売店や商品の状態によって保証条件も変わるため、価格だけでなく、保証と返品条件まで確認して選びたいところです。
この記事の92,274円は購入当時の本体価格であり、現在の販売価格ではありません。別途付けた延長保証料も含んでいません。
毎日食べるご飯だから、私はもう一度同じくらいの金額を払っても選びたい。その気持ちが、NX-AA10を実際に使ってみた私の結論です。
選ぶ機種が決まったら、購入先を確認
購入先確認日:2026年9月15日。価格・送料・納期・販売元は変わります。型番・色・個数・新品か中古かを、注文画面でもご確認ください。
購入先 / 広告
象印 炎舞炊き NX-AA10-WZ(白・5.5合・新品)
レビューと同じNX-AA10-WZの新品本体です。NX-AB型や1升炊きではありません。この記事の購入当時の価格・延長保証は、現在の販売条件とは別です。
楽天:型番・色・同梱品を確認した販売ページです。
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冷凍用の容器を選びたい場合は、マーナ 極 冷凍ごはん容器のサイズ選びでも容量と置き場所を整理しています。私がこの記事で使っているのは100円ショップの容器で、マーナの使用レビューではありません。
別の象印炊飯器の仕様を比べたい場合は、NW-YD10とNV-KA10の比較もあります。こちらもNX-AA10と実機で食べ比べた記事ではありません。
仕様・使い方の確認元
味・操作感・購入理由・家族の感想は、私自身の使用記録です。製品仕様や使い方は、以下のメーカー資料を2026年9月14日に確認しています。
- 象印:NX-AA型 多彩なメニュー
- 象印:NX-AA10/NX-AA18 取扱説明書(誌面3〜5・18・29・32〜35ページ。PDFは見開き構成)
- 象印:NX-AA型 お手入れ・保温
- 象印:NX-AA型 商品仕様
- 象印:NX-AA型 製品ページ
